【レビュー】ヨコミネ式保育って?天才とは?父は育児に何を目指す

ヨコミネ式子育て、父親からみた 書評
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この記事には横峯氏の著書である【ヨコミネ式 夢をかなえる 子育てアドバイス】からヨコミネ式保育について紹介します。保育園どこがいいのか、ヨコミネ式って何?と思っている方はぜひ参考に!

ただ2010年と少し古い内容になりますので一部、時世に合わないと思われるものがあり、オトンの独自な判断で割愛したりしています。

保育園問題、まだ解決してないですよね。待機児童をなくすのは素晴らしいことだと思うけど。

親からしたら、預かってくれるなら何でもいいわけではない。希望の保育園に行けないことも。

そんなこんなですが、なになに、保育園にはいろんな方針があり、それぞれがその方針を売りにしたりしている。

たとえば、モンテッソーリ、七田式、シュタイナー、そして今回扱うヨコミネ式

10歳までに天才児にする、気になりませんか?

正直、天才って何かわかりませんし、天才であることが子供にとって幸せかもわからないのですが。

このヨコミネ式、っていう保育。実は以前から知っていた保育ではあるんです。

数年前、親戚の子が通っている保育園の運動会に行きました。そこでものすごい衝撃をうけたことがありました。

なんと子供がブリッジしながら動いている、逆立ちしながら走っている!


衝撃でした。その昔、『エクソシスト』っていうホラー映画があったんですが、リメイク版か!?みたいな。

ディスっているわけではなく、ブリッジしながら動くってかなりの運動能力を要するんですよ!普通はできない。

余裕でしょ、ってお父さんやってみて!?

で、そのときに、ここの保育は【ヨコミネ式】という保育を取り入れている、と伺い、その名前を知りました。

ヨコミネ式 夢をかなえる 子育てアドバイス(2010/4/30)  横峯 吉文 著

以下、自分用にアウトプットを兼ねた内容になります。ネタバレにご注意願います。

ブログ内容
5人子を持つ親として子育て中心に日々の成長を中心に描いていきます。

ヨコミネ式教育方法の考え

ヨコミネ式とは、鹿児島県志布志市の3つの保育と2つの学童保育施設の運営を通じ、横峯氏が30年間に渡って、子育てに関わってきた経験の中から生まれた学習法。

ヨコミネ式はひとことで言うと【昔の保育】、子供をよく観察して、一人ひとりの子供から学び大人の知恵で育てる

ヨコミネ式が育てる力

ヨコミネ式が育てる力
  1. 学ぶ力
  2. 体の力
  3. 心の力

1.学ぶ力:読み書き通じて通じて、自ら学んでいく力を育てます。また自然体験や友人関係から、生きる知恵を学ぶ力も育てます。

2.体の力:運動神経の基礎は6歳までに固まるといわれています。生涯にわたって役立つ運動能力のベースを育てます。

3.心の力:問題やトラブルにぶつかってもくじけない心を育てます。また、親を敬い、友達を思いやる気持ちも育てます。

小学校入学前に必ず、文字の読み書きができるようにさせる。ヨコミネ式で育った子が小学校でつまづかないのは難しい知識の習得よりも【学ぶ力】と【自学自習の習慣】を大切にしているから。

そして就学前に、1日1時間程度の自学自習の習慣が身につく

オトン  “ホ、ホンマに?、就学前に1時間程度の自宅学習、って。我が子たちは…、ま、やらせるのはナンセンスと思うから本人達にまかせてるけど。自ら進んで1時間も勉強できるなら、何でもできるし何にだってなれると思う”

やる気にさせるスイッチをいれる

子供の4つの特徴
  1. 子供は競争をしたがる
  2. 子供は真似をしたがる
  3. 子供はちょっとだけ難しいことをしたがる
  4. 子供はみとめられたがる

1.競争をし、友達と一緒に成長

2.大人や兄、姉を真似て成長

3.難しいことは嫌がる、簡単なことは飽きる、ちょっとだけ難しいと頑張る

4.たくさん認めて、どんどん伸ばす

わが子を天才にする方法

まず、基盤として

  • 早寝早起きの習慣をつけること
  • イスに向かって机に向かう習慣を身に付けること

から始まります。前提として

【年齢よりもその子の学習スピードにあわせることが重要】

そして、各々の年齢における目標、保育の内容がこちら

0~2歳児

いっぱい読み聞かせ、子供にいっぱい話しかける。

3歳~

五十音の1文字ずつの読み、次に書きを練習する。10までの数字を覚えてもらい。徐々に計算練習を始める。

読みについて:いつまでも読み聞かせをしていると、文字を与えたときに、文字を拒否することが出てくる。自分で文字を読むより読んでもらったほうが楽だから。

書きについて:子供にとって初めて文字を書くのは、お絵かきと一緒、楽しく書かせてあげる。間違っていても、夢中になってやっていることが大切。できたかどうかは最初は関係ありません

オトン  “読み聞かせをする➡自分で文字読まない、面倒くさい➡文字を拒否。なのかな。”

4歳~

4歳になったら、先生の書いた文章の書写から始めて日記の書き方を学習。読みについては小学1年生程度の本を読めるようになる

5歳~

5歳児が卒園するまでには、【本をスラスラ読めること】【簡単な日記をかけること】【簡単な計算ができること】

就学前

就学前に読み書き計算を各20分、合計1時間 をできるようにする。

オトン  “大切なのは、自ら学ぼうとする『学ぶ力』を育てること、求める知識を自ら学べる子になってもらうことが目標とのことだが、【自ら学ぶ】ということと【文字、計算をやっていく】こと、とのの繋がりはみえてこない。

就学前に1時間の自宅勉強、てマジか。 これで自ら学ぼう? 確かにできる子はいるだろうけど、大半はそうではないと思う。これは少し無理がないかい”

本を読ませるには

文字を読めない子にとって、本を読むのは難しい。だから最初に文字を覚える。その後、親が読ませたい本ではなく、興味をもつ本でレベルにあった本を選ぶ。読み終わった本は必ず記録をつける。それが本人の達成感に、成長記録にもなる

大事なこと

いろいろな習い事も含めて、

『教材に子供をあわせるな。子供に教材をあわせる』

引用元:ヨコミネ式 夢をかなえる 子育てアドバイス

特に子供達にあわせて、と言う部分で、

女の子は体が柔軟なので、前回りや側転など柔軟性を重視、男の子は柔軟性がないかわり腕力があるので逆立ちや逆立ち歩きなどをやる。それぞれの特徴を踏まえ、運動神経がつくられるといわれる6歳までにさまざまな運動をさせて運動神経を高める

としている。

天才児にする、というよりこれが出来る子が天才なんちゃう。

天才って何かわからんけど…

子供の叱り方・しつけ方

前提として

子供のタイプによってまた状況によって、知恵をしぼっていろいろな方法でしかってみる、とあります。

スタンスとしては

叱らずに、教育ができると思わない。言い聞かせるのは教育は言葉の理解力が乏しい幼児にはあまり通じない。日常生活で親に厳しく叱られたくらいではどんなに厳しくても大丈夫。人の心はそれほどヤワではない

具体的には

仕方がなく、体罰はある

  • 体罰がいいとは思わないが、親しか子供を叩くことはできない。目に余るときは心を鬼にして肝にこたえるようなたたき方をする 

叱られた理由を言わない。

  • 自分で考えさせる。思春期になると、親が絶対にダメと言っても、それに逆らおうとする。そのときに暴走させないために自分でかんがえさせる

オトン  “なんか、星一徹みたいになりそう。将来、理不尽大王のレッテルを貼られるかも”

子供を褒めるより認める

  • 子供を褒めるのは盆と正月だけでいい。常にほめられる、と褒められることになれてうれしくなくなる。褒めることよりも認めてあげること 

オトン  “ここは今まで読んできた育児書とは大きくことなるスタンス。オトは強い違和感を感じる。【褒める】って『すごーい』『上手~』ではなく具体的にってことは知っているけど、では【認める】ってどうやって?”

厳しく

  • 小さい頃から親に厳しくされてきた人は、思春期に親が厳しくても『これも私のためだ』と乗り越えていける。 就学前までずっと甘やかしてしまうと友達からちょっと厳しいことを言われただけで傷ついてしまう可能性がある。立ち上がれないほど心が傷つくことがあるかもしれない  

オトン  “その通りではあると思うが…、なんだろう、厳しいことに耐える。。 この本の内容は2010年頃、現在ならブラック体質と呼ばれるのかな。う~ん、自分達はまだスポ根(スポーツ根性)と呼ばれる時代に育ち、根性が~、てあたり前に言われていたけど、最近は根性というWordすら聞かない。禁句レベル。この優しい、傷つけない世の流れがまた逆に振れ、【ハングリーさ】【根性】を求める時代がくるのだろうか。ちなみに、1に根性、2に根性”

時間管理をする

  • 同じことをダラダラとさせない、時間管理をする。子供が大好きなおもちゃやゲームを時間内にできたごほうびとして使う。

オトン “いつ頃から管理、とは書いていないが、管理でいいのかな?言い方の問題かな”

男の子の保育

時代が時代ですので、男女を分けて書いてあります。今ならジェンダーの問題としてアウトかもしれませんね。

ただ、“子供達にあわせて”という部分から、“男の子という1つのグループにあわせて”と解釈して

  • 3歳までは無条件に子供を抱きしめる。3歳からは自立がはじまろから、少し突き放し【お兄ちゃん】扱い。甘やかすと自立のチャンスを失う。自立させるには子供ができることには大人が手を貸さない。自分でものごとを乗り越えるのを見守っていきましょう
  • 親子が友達のような関係になる家庭だと、暴力的な子は対応できなくなる可能性がある。【親が上、子供が下】という上下関係をはっきりしめす
  • 男の子にはあえて、たくさんの試練を与えてその試練を乗り越えることで男の子はよりたくましく育つ。

少し過激でしたね。

まとめ

以上がこの本に書かれてあったヨコミネ式についてになります。

約10年も前の本ですし、2022年現在の流れとはあまりに内容がそぐわない記載もみられましたので割愛した部分もあります。
すべてがダメだとかは全く思いません。当時はそれこそ、テレビで取り上げられるほど有名な保育だったわけですから。

大事な点としては、読み書きや運動など、すべて子供達にあわせて、と書いてあります。

本当にその通りだと思いますが、

その子にあっているかを判断するのが1番難しいのではないか、

とオトンは思います。

同じ親なのに5人の子供達は成長も反応も全然違うんですから。まだ小さい双子ちゃん(よっくんとごーくん)同士でさえ

 現在もたくさんの保育園でヨコミネ式は取り入れられていると思いますが、正直この本で保育内容を知ろうとすると誤解が生まれる可能性があります。

お気に入りの保育園がありましたら、直接確かめられることをオススメします!

他の保育についても参考までに

【レビュー】5人の子育て中の父、斎藤公子の保育を学ぶ

【比較】世界のトップ1%に育てる親の習慣 vsオトンの習慣<生活編>

最後まで読んでいただきありがとうございます、ほな~さいなら

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