【実践版】モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす<0~1歳編>を読んだ父

モンテッソーリ教育 実践版 0-3歳 書評
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モンテッソーリ教育に関して勉強をしてくると、理論はわかった、では実際にはどうするの??という疑問がわきます。

そもそもモンテッソーリ教育って何?て方には別記事で基本的な考え方について参照ください

【レビュー】モンテッソーリ教育を学ぶ、5人子育て中の父ー見守ることが大事ー

まぁ、保育園にまかせる、というのもひとつですが、せっかくですので、自宅でできることはないか?ということで今回は

0~3歳までのモンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!<実践版>(2018/11/15)

「こどもはどのように成長していくかを?」を知っているかどうかで子育ては大きくかわる。
親の予習が大事。ということでこれを読むお父さんにはちょっとしたお勉強になります。

子供の成長への知識の宝庫が「モンテッソーリ教育」です。子供の活動をしっかり見守ることからモンテッソーリ流の子育てが始まるのです。

AIが普及するなか、これから20年後の世界はどうなっているか誰もわからない。知識を詰め込むだけでいいのか?どんな時代になっても「一人で行きていく本当の力」を自分で獲得できるように親は見守ろう。
一人でできるように手伝ってあげよう。これがモンテッソーリ教育の子育て。

別の記事でもモンテッソーリ教育を基盤としてほめ方、しかり方について書いています。
興味がある方はご参照ください

【レビュー】モンテッソーリ教育に興味あるパパに<自分でできる子に育つ「ほめ方」「叱り方」>

著者はモンテッソーリ教師であり、4人の子供もモンテッソーリ教育で育てた父親です。ご自身で実践してきた内容になります。

各ご家庭でもできるようになっており、エッセンスを点にまとめています。

①我が子の年齢にあわせていつからでも!
②モンテッソーリ教育が必ず成功する30のメソッド
③ご自宅で今すぐ楽しくできる

モンテッソーリの意見「子供はすべてのことができるように生まれてくる、もしできないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、やり方がわからないだけ」

逆に「環境を与え、やり方さえ教えれば、子供はなんでも自分でできるはず」「自分で一人でできるように手伝う」、これがモンテッソーリ教育の本質

実際に、イタリアのスラム街にモンテッソーリが設立した「子どもの家」があったようで、それを証明したようです。

モンテッソーリ 子どもの家 はドキュメンタリー映画になっています。2021年公開されていますよ!

モンテッソーリ教育は早期教育ではない適時教育である 早期教育とは幼いうちから先回りして知識を詰め込む教育をさします。適時教育とは成長段階をしり適切な環境を整え、いつ何を与えるか、タイミングを大切にする教育。

オトン
オトン

適時教育は初めて聞いた言葉でした。子ども達が小さい頃から何かをする=早期教育とひとまとめで考えていたので。いい言葉だと思います。

この本は近所にモンテッソーリ園がないご家庭のため「おうちでできるモンテッソーリ」を目指したのが、実践書です。

※本書には、特別付録として成長チェックリストがついています。月齢ごとにチェックポイントがあります。気になる方は

では、以下から本格的に内容について自分のアウトプットも兼ねて書いていきます。ネタバレ注意です。

ブログ内容
5人子を持つ親として子育て中心に日々の成長を中心に描いていきます。

モンテッソーリ教育では<子どもの発達の4段階>

乳幼児期:0-6歳の小学校にあがるまで
児童期:6-12歳の小学校時代
思春期:12-18歳までの中学高校時代
青年期:18-24歳までの大学時代

人生において最も重要な0-6歳 0-6歳の間はその後の長い人生を生きていくのに必要な80%の能力が備わる

オトン
オトン

このような本を読んでおいて言うのもなんですが、『6歳まで』とか時期を区切ることが1番プレッシャーなんですね。それぞれの年齢にあわせて、というのに。

そして、乳幼児期の期間は更に0-3歳と3-6歳でわかれる。0-3歳が特に重要
なぜ、この時期が重要かというと、記憶の仕方に違いがあるからです。

・0-3歳は無意識的記憶:覚える努力や意思の力なしに、すべてを素早くとらえ、永久的なものとして記憶する力
・3歳すぎると意識的記憶:大人たちと同じ、意識して覚える

3つ子の魂、100まで!

無意識的記憶はみたもの感じた物を、どんどん吸収していくすばらしい能力。SDカードみたいなものでしょうか。

<成長のサイクル>

子どもが本来持っている力がぐんぐん伸びていくには“成長のサイクル”が回り出すことが必要

出典:モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす改編

成長のサイクル、って聞いたことありますか?サイクルを回すといえばPDCAくらいしか知りませんけど…

①興味・関心をもつ

 子どもは「今自分が成長しなくてはいけない課題」を本能的に知っている、これは「神様の宿題」?のよう。興味・活動いろんな物を手に取り口にいれ、確認している。安全の許すかぎり自由に散策を続けさせることが親の役割
<NG>安全のためにきれいに片づけられてしまって手が届くところになにもない。 雑然と置かれていて、何を選んで良いかかわらない

オトン
オトン

ここがさくらさくらんぼ保育とは大きく異なるところ。さくらさくらんぼ保育は何もないところから感じろ、と。鳥の声、花のにおい。面白いですね

②自己選択する 

自分で選択する…、具体例がなくよくわかりませんでした
選択するのは興味があったからでは?前後関係がよくわからなくなりました…
<NG行動>大人が先回り 与えられた活動だけをさせられる

③集中して繰り返す 

自分の成長にあった活動を始めると子どもは集中して繰り返す。この瞬間に我が子お本当の力が伸びている。
親の役割はこの集中と繰り返しが途切れないように静かに見守る
Amazon創業者のジェフベゾスはすごい集中力で移動させるには机と椅子毎持ち上げて移動させた、とか。知らんけど

オトン
オトン

すごいことだけど、日本の教育とあっているかは別の問題。時間がきてこのような状態の子どもがいたとき、両親、保育士は見守れるのか。他の使えそうな部分だけをとりいれモンテッソーリ教育とする、のが実情なのかとも思います


<NG行動>中断される、違うものが与えられる

④活動が上達することにより、満足感と達成感を得る 

集中し繰り返すことで活動の精度があがっていく。そのことで満足感と達成感を獲得する

⑤生きていくのに必要な能力を獲得

⑥自己選択力と自己肯定感が次に挑戦する心を育てる

自分で興味をもった活動を、自分で選択し、集中し納得するまでやりとげたときに「自分を信じる力=自己肯定感」が生まれる。

この成長サイクルが1番大切な項目・我が子の成長サイクルが健全にまわっているか・自分たち親が間違った成長サイクルに陥っていないか

モンテッソーリ教育における<敏感期>とは?

敏感期とは子どもが何かに強く興味をもち、集中して同じことを繰り返す、ある限定された時期のこと。
0-3歳は自由に動き始めた手指をいろいろ使ってみたいという「運動の敏感期」、その子にしかわからない「神様からの宿題」
6歳までにこの敏感期は終わる。

この時期にやっておかないと大人になってもその動作が苦手になる。たとえば「ひねる」、ビンのフタのそう。最近コマを指で上手に回せない子どもが急増しているとか。


親指、人差し指、中指の動きは最も脳が活性する、らしい。だから「ひねる」は脳神経細胞が1番活性化している最中。だそうです。知らんけど

オトン
オトン

ただ、敏感期という時期をしっている、となぜ、こんなことをするのか?と考えることができ、一呼吸。そして必要なことなんだと自分に言い聞かせることができそうですね。

<0-1歳の子ども育て方>

出産から8週間程度の期間は赤ちゃんとお母さんにとって特別な意味がある「母子共生期」と言われる。母と子の2人がまるで1人の人間になったような、特別なつながりが母子の間にうまれる。
母子共生期に、1人の女性を母親にかえ、1人の子どもをその母親の息子や娘へ変えていく

具体例) 生まれたばかりの動物を親と離すと、育児拒否に陥ることがある。

そして、この母子共生期の父親やまわりの人の役割は母子共生期を守ってあげること、できるだけそっと見守る環境をつくることが大切。

自分の腹を痛めていない男性にとっても「父親としての自覚」が芽生えるのがこの時期

オトン
オトン

今回、我が家は双子だったために、初めてオトンが育休をとりました。まぁ、双子のどっちかが常にギャーギャーしていて大変でしたが、双子(よっくんとごーくん)はなんか特別に愛おしく思います。上の子どもたちに、ここまでの感情がなかったのは、単純に自分が年をとっただけの話と思っていましたが。この時期に育休をとったことが大きいのかもしれません。

<秩序の敏感期>

生まれてからすぐに始まり、2歳をピークにして3歳頃まで続く。
この時期は、先ほどもでてきた無意識的記憶。映像でやきつけるように吸収するので、その位置や順番、方法が違うだけで許せないくらい不快感を覚える。子どもが何にこだわっているのかを考える。
逆にいつも、決まった時間に決まった手順で物事をすると「秩序感」が高まり、赤ちゃんがとても落ち着く効果がる。

オトン
オトン

こども、あるあるです。考えたことありませんでした。わがまま、で片づけるのではなくいつもと違うことはないか、と振り返ることが大事。我が家はスワドルアップを使って寝かせていたのですが、眠るためのルーティンをおすすめしていました。とてもよく寝てくれたのですが、この秩序が守られていることが快適だったのかもしれません

両親の睡眠を確保するスワドルアップに関してはこちらの記事もご参照ください。

【体験談】双子も寝る!?夜泣き対策に5人子育て中のパパもオススメ

環境

赤ちゃんをお迎えする4つのコーナー

1.授乳コーナー
2.おむつ交換のコーナー
3.運動するコーナー
4.寝るコーナー

大事なポイントは秩序がととのっていること。【いつもと同じ場所で、いつもと同じ順番で】

1.授乳コーナー 

ゆったりと座れる椅子、手の届く範囲にハンカチ、タオル、ティッシュペパー、お母さんの飲み物を置けるスペースがあると更に便利

オトン
オトン

スマホ、テレビはダメですよ!つい片手にスマホは禁。お母さんの目線は常にあかちゃんのお顔です。 

2.おむつ交換のコーナー 

おむつ交換は頻回なのである程度、高さがある方が有り難いです。同じ場所というところで、そこにオムツを準備します。

オトン
オトン

ウェットティッシュ、ゴミ袋(消臭のもの)もあると便利です。 高さがあると非常に助かりますが、寝返りするまで!です。 ゴロンと動けるようになると、少し面倒ですが床が1番安全です。

3.運動するコーナー 

目を覚ますと運動コーナーにつれていく。頭上で動くモビールに焦点を合わせたり、鏡をみるため顔を動かしたりが運動

オトン
オトン

赤ちゃんを迎える時点でそこまでしなくても、というかそんな広いスペースありませんけど。四隅を使い分けても、そんなに移動距離はない…、双子というのもありますが

4.寝るコーナー 

1番静かで、空気がきれいな場所。布団、ベビーベッド一長一短。大事なのはいつもと同じ場所で

トッポンチーノ

モビール

オトン
オトン

確かに、店の天井にクルクル回るシーリングファン(天井についている扇風機みたいなの)があると目でおっかけてじっと見ているんですね。自作でできます、が、にーちゃん、ねーちゃんが触り落下して赤ちゃんに当たると危険なのであまり有効に使えませんでした。上の子達も興味があるわけですから、それを我慢させる、怒るのも少し違うかなと考えました。

衣服えらび・にぎる・ガラガラ

手作りキャンディ・スティック

※モンテッソーリ教育の教具とおもちゃの違い
おもちゃは自由きままに使えて、複数の使用目的があるが、教具は使用目的が一つに絞られている。

0歳児の棚  

赤ちゃんを次のステップに導く大切な役割。つかまって立つが子どもの自立を助ける。お父さんの仕事。6ヶ月頃から、1番下の棚に教具を二つ置いておく。布ボールなど少しだけ転がるもの。ハイハイで
二つが大事で、自分で選択する必要があるから。成長のサイクルの【自分で選択】です
ハイハイが上手になるとつかまり立ちこの時期には二段目の棚が大事。二段目に興味をもちそうな教具を二つ、三つおいて自分で選択

オトン
オトン

この自分で立つのを促す感じはさくらさくらんぼ保育とは違います。ハイハイも十分にしていないのに立とうものなら、やり直しさせられます。ハイハイをしすぎて悪いものはない!とのこと。立つのはその後で十分

さくらさくらんぼ保育、て何という方はこちらの記事もご参照ください。

【レビュー】5人の子育て中の父、斎藤公子の保育を学ぶ<さくらさくらんぼ保育>

トラッカー

※注意、リスクの再点検!

ハイハイ=誤飲、行動範囲が拡がる知らぬまにゴミを拾ってだべていることもしばしば。お父さん、お母さんが再度ハイハイ目線で安全チェック
水回りは最重要。注意しても事故は起きもの。注意して、よりもこの時期にバスタブには水は張らないように割り切った方がいいでしょう。
よじ登れる可能性があるものは全撤去。我が家はソファーが不安、どうしましょう…

<言語の敏感期>

赤ちゃんに話しかけるつのポイント

①口元をよくみせる
②ゆっくり話す
③普段よりも高めの声で

これはセガンの3段階レッスンと言われているようです。

フランス医師、エドワードセガンが精神的に発達の遅れた子どもたちのために考案した方法。モンテッソーリがすべての子どもに活用し成果をあげた。

具体例)

Step1:本物をみせて名前を聞かせる
Step2:リンゴはどれ?、リンゴとってと選ばせる
Step3:そろそろStep2は大丈夫かな、ではじめて“これなーに?”でリンゴを選ばせる

まとめ

いかがでしたか?

この本は0から3歳までを対象としていましたが、長くなってしまったので0から1歳で区切りました。

1-2歳に関しては

オトンの気づきとしては

・早期教育ではなく、適時教育
・秩序を守ることが大事。いつもと違うと赤ちゃんは不安になる
・生後8週までできるだけ一緒にいることは父親にとっても大事

この本のコラムに書かれていますが、モンテッソーリ教育はお父さんこそ実践してほしい、とあります。理屈っぽい男性にこそ向いていると。成長のチェックリストはお父さんのために、と言っても過言ではなさそうです。

「成長のチェックリスト」気になる方は是非、購入の上、ご確認くださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました、それでは!

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