そんなに親の習慣はちがうのだろうか?凡人のオトンと世界のトップ1%に育てる親の、学習面での習慣を【世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45】を読みながら、比較してみたいと思います。
世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45 廣津留 真理 著

以前に、<生活編>も書いていますので、気になる方はそちらものぞいてみてください。
【比較】世界のトップ1%に育てる親の習慣 vsオトンの習慣<生活編>
オトンの想いとしては、
子供たちに対して、18や19歳で【いわゆる】いい大学とやらに入学することを目標にはしないで、というのがある。
いい大学にいけるなら、そしてそれが希望ならそれに越したことはないけどね。頑張った結果としての入学なら自己肯定感が高まるだろうし、またそんな環境での友人は一生の友になるかもしれない。
でも、いい大学に入ることはゴールじゃない!
以下、自分用のアウトプットになります、ネタバレ注意です。
5教科至上主義で育ててはいけない
バリバリ科目の対策法を押し出してくると思いきや、別の角度から攻めてきました。
オトンは先にも言ったように、大学入試というものをあまり意識していないので、“ほ~~”と思いましたが、なかなか机の上の勉強、以外って難しいですよね。
学校の勉強に不安がないから他のことに目を向ける余裕があるんだろ、と言う人もいると思います。
廣津留氏のお子さんが進学した、ハーバード大学の出願に必要なこと、リストも提示しながら5教科至上主義を切り捨てます。

高校生までにやるべき13項目をチェック
“やるべき”、ときました。自主性や主体性が云々、という話があったと思うのですが。
やるべき、ものを子供がやらなければ、親はそれを“やらさない”といけなくなる
どうしましょう?
そして、その5教科以外の大事なものは何か?、具体的に提示していきます。
例えば
ポートフォリオをつくる準備
100点の答案や良かった模試の結果はいらない。子供が苦労してゲットしたメダルや賞状を残す。人となりや特徴を示す証拠を収める
そしてこれがポートフォリオを作る準備になる、と。

ポートフォリオってご存知ですか? Wikipediaによると 直接的には書類を運ぶ平らなケースを意味し、そこから集められた資料や情報そのもの全体を意味する、とあります。
そして、このポートフォリオのため、各種アワード、課外活動でのVolunteer、リーダーシップの実績、職業体験などをまとめる。
ハーバード大が近づくと横文字が増えてきます。気のせいでしょうか。
オトン “すごい戦略的。社会人ならこの部分のつよみはわかると思う。そもそもオトンは20歳過ぎて初めてポートフォリオって聞きましたし” これも小学生から歌舞伎役者のシュウメイに行く子とは…、それも親の影響なのかもしれませんが…
我が子を【その他大勢】に埋没させないためのスキル
なんだと思いますか?
それは ズボリ
- リーダーシップ
- ボランティア
リーダーシップ

リーダーシップが必要と言ってもリーダーになれと言っているわけでなく、リーダーになれるよう得意分野をもて、と
ハーバード大生の言葉を引用し

すべての市民がリーダーシップを発揮すべき、これはアメリカ、民主主義の根幹をなす考え
オトン “うーん、組織や国という単位で考えるなら、まとめる人、従う人がいるわけで。チームを想定するならキャプテンであり、監督であり。切磋琢磨はいいと思うが。オトンが【リーダー】や【リーダーシップ】という言葉をうまく処理できてないのかな。”
ボランティア

ボランティアは子供の自発性異常味覚、社会性を評価する指針 ハーバード成長、
ボランティア活動は子供たちに社会の一員としての権利と義務について考えるよい機会を与える。
ボランティア活動につれていく? きっと嫌がっているのに連れて行くことには意味がないのだろう。親が背中をみせる!できるかなぁ
オトン “近所の街路樹の雑草を抜いたり、耕して花を植えたりしいる。自治会の許可あり。 英語スピーチみたいな主催者が募集して集り、評価されるものではない。ので将来のポートフォリオ的ネタとしてイマイチ”
“そもそも、近所ということはオトンにとっても何かしらのメリットがあるから、それはボランティアにあたらないと言われたらそうなんですが”
アクティブラーニングで、グローバル人材に育てる

アクティブラーニングとは受け身ではなく、主体的、対話的で深い学びを実現する。
アクティブラーニングこそ家庭でやるべき。
例えば、シリア難民問題、TPP協定交渉、地球環境問題、などを活発な対話とディスカッションを家庭で行う。英語で行うのが理想、最初は日本語から、と
オトン “いや、すごいの一言。日本語でもムリ、トップ1%はちゃいます”
お金をかけずに子供の得意を伸ばす方法
親が子どもにしてあげられるのは教育だけ(ユダヤの考え)
何かを与えるのではなく、あらゆる体験をさせて子供の中に眠っている才能や頭脳を引き出すことを重要視。
オトン “なんでもやらせる、特に学校ではあまり触れられない分野。 しかし、その分野の例えがピアノ、バイオリン、体操、バレエ、料理、栄養学、日本の伝統…少し遠くの世界の話し。キツかった”
こんなの親がわざわざ与えないと興味はもたないでしょ、自分から進んで…、はない、我が子の場合
子供の得意をみつけるのが親の役目
親が得意なものを子供におしえる
子供の自主性を尊重する、子供がやりたいことをみつけるまで待つ、というのはおかしい。親が得意なものを子供の教える。
廣津留氏は音楽が得意でそれを子供に体験させたら、いつの間にかバイオリンが得意になった、との流れ…
オトン “子供が何かをやり始めるきっかけはそうなんだと思う。問題はきっかけ作りだけでなく、ずっと継続して、親が教えてしまう、ことは駄目なんだと思う。”

“昨今、プロ野球の筒香選手が警鐘を鳴らしている少年野球問題。ただの野球好きの人(プロにはなってないと思われる)が、指導?のつもりで子供たちを怒鳴り散らしている。 まだ見受けられるし、自分はそうはなりたくないと思った”
1万時間の法則で必ず得意はみつかる
1日3時間なら10年で1万時間に到達すると、そして、1日3時間を作り出すために、Todoリストを作り無駄をなくして家庭教育を徹底的に効率化!
と。1日3時間、て大人ですら作れないでしょ…、得意だから3時間/日もできるのであって、得意をみつけるために3時間なら苦行

得意(自己肯定感)はブルーオーシャンで
ブルーオーシャンとはライバルが少ない分野、のこと。
確かにそう、わかりますよ。
自己肯定感を高めるには得意があって、その得意が人に認められる状態にまでならないといけない、そのためにはあまり人気があって、人数がたくさんいる分野はつらい。
ただ、ブルーオーシャンなのには理由があって、多くは経済的理由などで敷居が高いのよ

日本人における野球はお金がかかり本来なら敷居が高いはずだけど、実際はレッドオーシャン、って稀な分野だと思う。
親がTVで輝く野球選手に憧れ、大金を手にしている姿をみる。国民の人気スポーツといえる立場で間口が広いから人が集まり、レッドオーシャンになってしまうわけで…
ブルーオーシャンで得意をさがす
世界のトップに育てる【プラン】としては、良いプランなんだと思う、そういう本だし。
凄く戦略的?だけど、そんな簡単に親の思う通りにはいかない。我が家の場合
オトン “敷居が高いとブルーだが…どうやって興味をもたせる??どこで習うの?誰が教えるの?”
すべての子供が音楽やスポーツに向いているとは限らない
そんなときは課外活動などに時間を使い、人間性を高めてポートフォリオを充実させよう。
本当にこれにつきる!と思う。
ただ、その見極めが出来ないんだと思うし、
レッドオーシャンだよ、とか、あまり才能なさそう、とか思っても、こどもが好きでやってるしとなるとなかなか止めさせたり、とか他のことをやらせる、てのは難しいよね。
子供を伸ばすには環境づくりも大切
何事もプロセスが面倒だと慣れないうちは子供が億劫がってやりたがらない。
環境をつくるのも親。 やり始めの5分だけ親がサポートする。
廣津留氏は、子供がバイオリンを始める前に自身が子供のバイオリンをケースからだし譜面を立て準備してきた、と。

オトン “そうなんだろうな、きっと。『やりなさい』とは言わないが、すごいプレッシャー。”
その他、親のすること
親が子供の隣で一緒に勉強する
自身が娘に教えたのは2才から小4まで、と。『勉強したの??』とは言わない。親も一緒にする、その姿勢をみせる
テストはしない
理解度確認は、本人のためのではなく、教える側のためにもの。
よってテストは不要!何回も繰り返すだけ。
問題を解かず、答えを丸暗記!
理由は時間をロスするから。子供たちは考えているようで考えていない。
そういえば、昔、「数学は暗記だ」とセンセーショナルなタイトルをつけ話題になった人がいたな。 その後も随分賛否両論議論はあったと思うが結論は出たんだろうか?
オトン “わかるような、わからんような。ここに来て急に5教科対策みたいな話が”
親の学歴コンプレックス
親の学歴コンプレックスが5教科を崇拝し大学へ向かわせる
ような記載があるが、確かにそれはあるかもしれないが、親はどうしたらいいのかわからない、ってのもあるのではないだろうか?
塾に入れるのも、親が考えつく方法論の一つ。
実際、5教科の勉強はこの本で提唱された他のものに比べるとシンプルでわかりやすい、とっかかりも楽だと思う。
まとめ
要は、通知表の左側ではなく、これから大事なのは右側だということだと思う

この右側の部分、無理矢理やらすことなくどうやったら改善していくのだろうか?
左側はさまざまな書籍があり、学習塾、家庭教師などいろいろと手はある。個人的には5教科の勉強ほうが簡単ではあるかな、と思う。
一人子供を育てるにあたり、すごい戦略的?(言葉が悪い)にやっていたんだなと。育児を始めるにあたり約200冊を読んだというのは伊達じゃない。
オトン個人の感想としては、言いたいことはスゴくわかるけど廣津留氏は少し特殊なお子さんかなと
- 2-4歳まではバイオリンを教えた
- ピアノはレッドオーシャンで、バイオリンはブルーオーシャン
- 1日3時間、10年やったら1万時間。得意になり自己肯定感もアップ
世界のトップ1%に育つ素養があったのかな~ (オトン育児と違い過ぎて比較できない言い訳?)
もし、お子さんが一人っ子ではなく、他にもいたらどうなっていたんだろう?と気になりました。
これはますます、子育て界のモンスター(失礼)、佐藤ママどんなことをしているのか気になりますね。4人のお子さんがみんな東大理Ⅲ、普遍的な勉強法があるのか?
いずれにせよ、各家庭、個人のお話なので、単純に比較はできないかもしれません。
そもそも、“お子さんが義務教育でのお勉強につまづく”、っていう話はでてきませんし(笑)我が家はそこからです!
多くのご家庭はそこでつまづき、なんとかしてあげたい、と思い学習塾に入れるのではないですかね~、5教科至上主義なのではなく。
最後まで読んでいただきありがとうございます、ほな
コメント